Fotolia_3086910_S

1: 以下、\(^o^)/がお送りします 11:02:14 ID:pJz
そこまでして零細マイナー作家でしたがね。




2: 以下、\(^o^)/がお送りします 11:02:57 ID:PA3
面白けりゃいいんじゃね
丸パクじゃなけりゃ

3: 以下、\(^o^)/がお送りします 11:04:20 ID:pJz
ちなみに俺の場合は編集からの指示ね。
ある日、俺のよく知る友人の書いたとのとまるまる同じのプロットを手渡された。
ちなみにその友人は死んだかもしれない。音信不通。

>>2
もちろん俺なりに設定やプロットはいじったけど
最終的に調整に調整していって原型8割てな感じだったよ。

5: 以下、\(^o^)/がお送りします 11:13:29 ID:gos
売れたら叩かれるだけのゴミだな

7: 以下、\(^o^)/がお送りします 11:18:35 ID:pJz
今、経緯について書いているけど長くなるわ・・・

>>5
いや。多分売れているし出版社からは可愛がられた方だと思う
ヒットではないけど重版も幾度かしている

まあそれ以上に幾つも作品出しているけど

8: 以下、\(^o^)/がお送りします 11:19:32 ID:pJz
経緯を話したほうが良いか。

その友人とは元々一人の編集繋がりで知り合ったんだ
切磋琢磨する環境を編集は用意したかったのだと思う。
と言うかそう言ってたか。
だいたい4~12人規模のスカイプ会議を持ちいた場だった。

盗用した友人と言うのはその中でも一番若い子だった。

盗用したとか聞くと「仲が悪かったのか?」と思うかもしれないが、
正直、今でもあの関係は悪くなかったと思う。

なんていうか部活動の仲間って感じの明るい関係だった。
馬鹿も言い合ったし、お互いの夢も語ったし、お互いに技術を高めあっていた……気がする。

ちなみに小説家になろうで例えるなら
当時の中堅クラス。
ほぼ全員ブクマ300越え。
(ちなみにオファーの可能性が生まれるのはブクマ800越えた辺りからの時代)
ブクマ100以下は居なかったよ。

俺は『427ブクマ』の時に出会ったの覚えている

というのも作家になりたくて
ロクに就職もしていなかった馬鹿が俺だ
今は仮にも作家をさせて頂いたので分かるけど、
『芸術だけでいつか花咲くの精神』で生きていけば、
あっという間に三十路を超えれる。
もちろん当時は彼女は居なかった。

だから『427ブクマ』が強引な当て字だけど
「しにな?」に読めて辛かった。

9: 以下、\(^o^)/がお送りします 11:34:06 ID:pJz
その友人は若いからか
毎週のように色々な話を生み出していた。
「今回は~~を~~にしてみました!」
「うーん、~~が~~だったらという感じです」
「思い切ってロボ物書きました」
「一応ホラー目指したのですがコメディになりました」

だいたい似たり寄ったりもあったけど
本当に方向性が違う話を生み出してもいてすごかった。

動物の話を書いていたと思ったら、ロボットだったり。
シリアス路線書いていたと思ったら、コメディ書き始めたり。
何にでも手を伸ばしている将来性ある若い子だった。

たぶんアレに引っ張られていなければ
筆を折っていたメンバーは多かったと思う。

ここらへんは分かる人には分かるだろう話になるけど、
歳を取るに連れ発想力が低下する。
……ではなく『承認欲求が強くなって』色々なモノを書けなくなるんだよね
どうしても同じもの、同じ設定、同じ感じに拘るようになる人が一定数居る。

ましてや毎回SF(近未来の意味)を書いていた人が
突然「ファンタジー書け」と言われて書けないのと同じ。

少し前に先輩作家と編集者に言われたけど
「そういう風になった奴はすぐに切り捨てられる」とのこと

話を戻すけど、その子の次に若い子が26歳で所謂「承認欲求の渦」に呑まれていたから。

だから、友人の彼の姿勢は
『好き嫌いではなく、ただ得意不得意で判断しながら、
様々な方向性と多様性を持って筆を持っている彼』は本当に凄いと思うよ。
これが25過ぎたらどうなるかわからないけど。

……少なからず俺は彼に救われていたのだと思う。
お陰で今も様々なジャンルに手出しして筆を持つことに抵抗はなくなった。

まあぶっちゃけ盗作することでも救われているところが7割だけど

11: 以下、\(^o^)/がお送りします 11:38:57 ID:QKm
重版かかるくらいの中堅作家なのに
なんか読みにくい文章っすね

13: 以下、\(^o^)/がお送りします 11:47:14 ID:pJz
>>11
よく言われるのは「編集・推敲校正さまさま」だよ
流石に一発で売り物になる文章を書けるわけがない
それにレスに売り物になるものを書くつもりはない。

あと2ちゃんねるは大体3行超えると俺も読みづらい感じる
句点の文化とかましてや縦書き文化なんかないしね

15: 以下、\(^o^)/がお送りします 11:48:54 ID:tSl
|д゚)盗作技術発表寮として何円上納したのです?

16: 以下、\(^o^)/がお送りします 11:49:30 ID:pJz
>>15
彼には『1円』も渡っていないよ?
そのぐらい汚い話だよ。

19: 以下、\(^o^)/がお送りします 11:56:41 ID:pJz
それから3年ぐらい一緒にグループ囲んだかな。
受賞を逃したやつを励ましたり、
全員どこに応募したかとか話したり。

ちなみに編集の意向で好きな出版社に応募していいことになっていた。

理由は簡単で
・夢を追う活力を失われたら困る。
・君らの将来がかかっている。別にそれを編集部は保証しない。
・好きでもないことをすれば趣味レベルでも書けなくなる
・嫌でも書けるようになるとかはデビューしてから

あとは『ハッキリと言っておくけど』と前置きされた上で

・このグループはエスカレーター式にデビューできる場じゃない。
・他所にいかれて困るほど将来有望なら抱える。契約書も書いた上で。

……察しのいい人なら分かるけど『ツバつけておく』だよ。

ただ、最終的に俺が盗作した友人や俺と何人か含め、
3年後も残っていた面々は編集直々に「デビューを狙えるレベル」まで到達していたらしい。

で、俺の盗作はそんな嬉しいことを言われた後に起こった。

22: 以下、\(^o^)/がお送りします 12:01:20 ID:h4B
説明下手くそすぎない?

28: 以下、\(^o^)/がお送りします 12:10:10 ID:pJz
まず俺が盗用する友人のデビューが決まった。
このときはまだ盗作の話は出ていなかった。

正直、グループ内で疑うものは居なかったよ。
誰もが納得していた。
聞けば半年前から打診があってデビューに向けて準備をしていたらしい。

その話が聞けた時、友人の彼は泣いていたし、
なぜか俺らも泣いていた。
たぶん途中、なろうからデビューしていった奴が
突然見下して出ていったことも関係しているのだと思うけど

本当に俺らはなぜか彼のデビューが嬉しくてしかたなかった。

このグループに所属していて3年間。
先にデビューされたやつに「みなさんのおかげです!」とか言われたら
気がおかしくなるほど不満に抱くと思ったけど

本当に嬉しかった。言われた時、頭が真っ白になったけど
次に湧いた感情が感動とかだったと思う。

29: 以下、\(^o^)/がお送りします 12:31:00 ID:pJz
ただ発表から一ヶ月後ぐらいしてかな。
彼のデビュー作は打切となった。

その経緯は省くけど、
彼が盗作したとか、問題がある表現を使ったとか、編集部と対立したとかじゃない。
彼がコンプライアンス違反をした訳でもない。

大人の事情の一言で片付く話だった。

……が、今こうしてレスしていて思ったけど
予め仕組まれていたことだったのかもしれない。
彼をこの業界から追放する為の心を折る準備だったのかもしれない。
そんな気がしてきた。そう思うのは後述する内容が関わってくる。

30: 以下、\(^o^)/がお送りします 12:31:13 ID:pJz

彼はデビューが打切になったと知った時、本当に落ち込んでいた。
もっともデビュー作が打切になっただけなので
編集も『別の作品でのデビューを狙う』となっていると聞いてはいた。

数日ほどグループに顔を出さなくなったので心配したけど。
戻ってくるなり一作品のプロットを公開した。

俺は「精神的に参っちゃっているんだろうな」と思っていたけど、
持ってこられたプロットの出来栄えは流石の一言だった。

友人の彼は本当に設定を練るのが上手な子だった。
デビューが決まっていた作品も、
編集直々に「設定にはほぼテコ入れしていない」と謂わしめるほどに
多彩で魅力的な話を生み出す人物だった。

実際、三年間の間にもっとも物語を生み出していた子だったと思う。
創造力に限界がないんじゃないかと今でも思う。

似たり寄ったりになるのは仕方ない。
作品を組み合わせたものもあった。
ただ、それが悪いというわけじゃなく
なにかしらの魅力が個々の物語に付与できる才能が彼にはあった。

本当に「将来有望」の一言で片付くような子だった。

31: 以下、\(^o^)/がお送りします 12:40:43 ID:pJz
ただ、彼がプロットを持って帰ってきて次の日ぐらいだったかな。
別のグループが立ち上がった。
それはまるまる友人の彼”だけ”を覗いたグループだった。
少し嫌な予感がした。

A「○○さんに『貴方の傾向にあった作品になると思います。一筆どうでしょうか?』言われたんだけど、
 これって(友人の彼)さんのプロットだと思うんだ……」

B「えっ、俺も……もらったわ。うわー、俺だけじゃなかったんだ
 ……これグループで(友人の彼)さんが公開されていたものですよね」

C「……あー、俺も『こういう作品書いたらどうですか?』と一個プロット貰っている。
 けどこれ、前に(友人の彼)さんが話していたやつに似ている」


省略されているけど上記みたいな会話が交わされた。

……俺ももちろん貰っていた。
それは俺が「面白いじゃん!」と言っていた作品のプロットだった。
たぶん編集にその事を話していたから、俺にそのプロットが回ってきたのだと思う。

でも、盗作や盗用って駄目じゃん?
今の俺が言えたことじゃないけど、当時の俺は言えたしそう思った。

翌日、編集に訪ねた。夜遅くにメールで返信が来た。
『明日、電話します』…とだけ。

57: 以下、\(^o^)/がお送りします 14:35:19 ID:pJz
まずは俺からだ。

結局、>>31で貰って盗作した作品はデビューまでいけなかった。
会議まで行ったのだけど『イマイチ』と言う烙印を押されてしまった。
実際、俺も気が引けてしまいそれに触れられなくなったのだと思う。

……ただ、その次の作品は『書籍化』された。
ちょっとオナの事情が絡むので伏せるけど、多分異例の出版だったと思う。
別ノベルからの出版といえば分かると思う。

そして、その次の作品は(友人の彼)さんのプロットを元にして書いたものだ。
やはり出来栄えはすごかった。

最初、下手なアレンジを加えて執筆したのだけど出版までいけなかった。
二回目、ある程度アレンジを抑えて執筆したらトントンと出版まで漕ぎ着けた。
重版も掛かったし、意外性と話題性も兼ね備えていたので、そこそこ売れた。
デビュー作というのも付加価値として機能していたと思う。
……が、結局、数巻出したところで打切になった。
一つ言うと、ネタ切れを起こした。プロットにない範囲に入った途端だった。

ただ、今は……盗作したとは言い切れないけど、書きたい物を書いている。
ただ「中途半端なヤツ」とは思われているんじゃないかな。

58: 以下、\(^o^)/がお送りします 14:39:28 ID:pJz
次に、Aさんだ。

結局Aさんは出版を辞退した。
>>31で書き上げた作品は面白かった。
俺からしたら『もったいない』と思う。
理由は一つ、筆が持てないとのことだった。

ただ、口癖のように「影響を受けた」は言うようになった。
すこし精神を拗らせたんだろうなーと思う。

「自分の書く作品に自身が持てなくなった」とか言いながらも、
ちゃっかり書籍化している。某WeBサイトから。

ただまあ、分からなくもない。
その書籍化した作品は『盗作する前に自分で書いたプロット』だから、
自信が持てているのだろう。

今もローペースで続巻を書いているので羨ましい。




32: 以下、\(^o^)/がお送りします 12:49:00 ID:pJz
編集の言い分はこうだった。

「それに(友人の彼)さんは関わっていませんよ。

 貴方が書く作品のアイディアとして、私がお渡ししたものです。
 もしも(友人の彼)さんに似ていると思うなら、
 その部分だけ自分で変更してください。

 大丈夫です。○○(俺の名前)さんなら書けますよ!

 それに○○さんなら『~~な強み』があるじゃないですか。
 活かしましょうよ。(友人の彼)さんにはない強みですよ。
 その強みを活かしたら、この話……面白くなると思いますよ?」

ただ、俺は言い返した。「おかしくないですか?」

「アレですよ。専門学校でよくある話です。
 誰かに似ちゃうとか、誰かに影響受けちゃうとか。
 だってずっとそこに一緒に居たのですから。

 会話も交わしていたのだし、作品を見せ合っていたら似てしまうのも無理はない。
 そもそも前に○○さんも言っていたし、みんな分かっていませんか?

 今の御時世、完全なるオリジナル作品は生み出せるはずがない。
 世の中には似たような作品が幾つもある。
 ただそれぞれなにかしらの魅力を持っているから別作品になるんだ。
 誰かに影響を受けて悪いことはない、変わったことじゃない」

重ねて

「もう言っちゃいますが、それを面白くかけたら貴方デビュー狙えますよ。」

33: 以下、\(^o^)/がお送りします 12:55:53 ID:pJz
グループを見ると。

C「俺は書くよ。
 お前らがどうしようと知らない。
 このグループは見なかったことにする。
 誰にも言わないでおくよ。

 公開されていたヤツではないし、
 俺はこの話面白いと思うし、俺は書くよ。
 もちろんアレンジ入れる。
 あと本当に悪いけど、編集に電話なんかしない。
 それってパクったと認めることになるじゃん。
 
 あとさ、別にこれ著作権なくね?
 それに世間も誰も知らないだろ。
 少なくともこの中の誰も裏切らなければ。

 似ちゃうことなんかザラにあるだろ。
 お前らは『小説家になろう』で似てない作品が上位に来ていたの見たことあるか?

 自分の書きたい物書きたいなら、
 自費出版か、それが本当に面白いか、デビューして売れるか、偉くなるかだろ。
 小説家になろうで異世界モノ書かないヤツと違いってあるか?」

だれも返答しているところ

その後、AがCを除いたグループを作った。

34: 以下、\(^o^)/がお送りします 12:56:53 ID:pJz
>だれも返答しているところ
だれも返答しているようすがなかった。

35: 以下、\(^o^)/がお送りします 13:18:59 ID:Duu
なろうだと「アイディアやプロットがパクりでもコピペしたような箇所が
なけりゃ盗作扱いはしない」みたいな不文律はあるぜ

36: 以下、\(^o^)/がお送りします 13:19:08 ID:pJz
脚色している部分あるけど、大体以下の感じ。
悪いけど長い話になる。

Aは俺と同じように電話したらしい。
Bは電話していないそうで一日中考えていたそうだ。

Aが「電話した人いる?」と言ったので、俺が電話の内容を話した。
大体Aも似たようなこと言われていると話した。

A「編集さんは間違いなく黒だと思う。
 大丈夫だとか、似ちゃうことはよくある言われた。
 ただ、デビューを狙えるとか言われた。
 ……でもさ、違うよね?」

B「……俺は違うとは思わない。
 つか、間違っているかどうか問われる段階じゃなくね……って思える。

 Cも言っていたじゃん。
”公開されていたヤツじゃない”って。
”世間も誰も知らない”って。

 これ本当に的を得ていると思う。
 もしも(友人の彼)さんがWeBや商業で公開していたら、絶対ダメだ。
 いや、そもそも『似てしまう』なんて良くある。
 登場人物たちや展開や世界観を少しでもいじれば別モノになると思う」

A「じゃあ、Bさんは(友人の彼)さんを裏切るんだ?」

ちょっとAさんは鋭い口調だった。

B「裏切るとかどうこうじゃねーよ
 そもそもお前だって分かってんじゃねーの?」

A「なにが?」


37: 以下、\(^o^)/がお送りします 13:19:22 ID:pJz

B「じゃあ、聞くよ。
 お前らは(友人の彼)さんに”このこと”話しているか?
 本当に(友人の彼)さんを思うなら真っ先に伝えるだろ?
 どっかで悩んでんじゃねーの?

 俺は悪いけど悩んだよ。
 正直俺だったら(友人の彼)さんより面白く書けると思う。

 アイツは話は面白いが文に書くと、テンで駄目だと思っている。
 お前らもそれは分かっているだろ?

 少なくとも実際俺はアイツより上手いと思う。
 語彙力もあるし、筆を持ってきた年数も違う。
 応募や評価も貰ってきたし、最終選考直前まで残ったこともある。

 それに小説家になろうでもブクマは、このグループで最も多い。
 言わなかったけど、デビューのお誘いも受けていた。


 聞けば、俺さんもAさんも『デビュー狙える』言われたんだろ?
 だったら、このプロットを貰えた俺ら全員『デビューのチャンス』が来ているんじゃねーの?
 俺は電話の話を聞いて決めたよ。

 俺は書く。書いてデビュー狙う。
 もちろんこのまま書くことはしない。自分なりにアレンジも入れる。
 この設定にどこまでアレンジを加えられるか正直わかんねーけど。

 ただ、俺は○○からデビューしたいんだ。

 このまま黙ってやれば大丈夫だって。
 たぶん黙っていて恨みを買う言っても今の段階じゃ(友人の彼)さんだけ。」

38: 以下、\(^o^)/がお送りします 13:34:52 ID:pJz
B「この先、恨みを買うことはない。
 誰も裏切らなければ。」

俺は本当に頭が痛かった。
それに動機のような感覚も何度もした。
作家志望だから感受性高いところはあると思うけど、
本当に世界がグラグラ揺れ、グニャグニャ歪むんだよ。

Aさんは本当に長いこと黙った末に言った。

A「……言ってないのは、(友人の彼)さんのメンタルを気にしてだよ。
 ただお前はそれでいいのかよ?
 自分の作品を書きたくて書いているのが作家だろ?
 絶対面白くないと思う。
 少なくとも練習でさんざん『テーマを決めて執筆』を繰り返していたけど、
 苦しいテーマのときは、本当に筆持てなくなったじゃん。
 たぶん、これでデビューしてもそうなると思う。

 それにさ、ここまで一緒に頑張ってきた仲間を裏切るのか?」

39: 以下、\(^o^)/がお送りします 13:35:22 ID:pJz

B「お前本当に馬鹿だな。それだよ。
 じゃー聞くけど、お前が大好きな大好きな電撃小説大賞。
 応募件数は何件だったよ。

 そんなのどうでもいい。仮にお前が大賞に輝いたとする。
 ……俺は思うよ。
 その時は何人もの受賞を逃した作家志望たちの夢の上に立っていると。

 今回は偶然、その立っている夢が、
 親しくて身近で仲良くしていたやつの夢だっただけ。

 偶然、俺らは同じ賞に応募したことなかったけど、
 これが全員同じ賞に応募していたらあり得た話だぞ。十分に。

 その時お前は言うのか?
 裏切りだーとか?
 馬加じゃねーの?

 誰がデビューしても恨みっこなしなのが常套だろう。

 あと『書きたい物だけ書いているからAさんはデビューできね』…じゃね?
 仕事になったら実際甘くないと思うよ。
 書きたくなくても書かなきゃいけない世界だろ。
 そんなの下調べや噂に聞くだけで知っているし、編集からも聞いたことある話じゃん。

 あとさ、お前の大好きな賞の応募件数見ても分かるだろ?
 いくらでも換えが効く業界だ。
『やりたいっ!』って奴らがこれからドンドン増えていくと思う。

 だったら何年間も十年間以上もデビューできてない俺らにとって、

 もっともデビューに近い今の状況はチャンス以外ないだろ?」

40: 以下、\(^o^)/がお送りします 13:44:34 ID:Duu
……そこまであれこれ画策するなら普通になろうの流行のテンプレを
模倣して、3万ptくらい取れば確実に書籍化できるんじゃね?
今なら10万字未満ですら声かけてくるよ

43: 以下、\(^o^)/がお送りします 13:47:35 ID:pJz
>>40
まあ…色々噂は耳にするよ。俺が盗作家だしね。

いい宣伝になるし。なろうさんは。

ただ、消費が凄まじいから、残れる人は少ない。
あんななろうみたいな軟弱なデビューしたらすぐに筆を折ってしまう。
ある意は変な意地できちゃうと思うよ。

趣味がお金になったヤッターぐらいなら、凄くオススメ。




44: 以下、\(^o^)/がお送りします 13:51:54 ID:Duu
>>43
いや普通にデビューしたところでそれこそ1割も残らんだろ
なろうはポイントさえ稼げさえすればブクマの2、3割は買ってくれるし続刊新刊も出せる
だから単に作家業を長続きさせたいなら今はなろうの方を進める
もっとも「なろうなんてクソつまんないもの書き続けるのはプライドが許さない」
と思うなら止めといたほうが良い

46: 以下、\(^o^)/がお送りします 13:54:52 ID:pJz
>>44
ただ最近は出版業界でも雲行きが怪しいよ。
もっと宣伝するべき面白い書籍は別にあるだろうってね。
書店関係から主に声が大きい。

PDF文化とか電子書籍文化が主流になり、書籍が極めて安価になれば、面白いんだけどねぇ

41: 以下、\(^o^)/がお送りします 13:44:39 ID:pJz
B「たぶん(友人の彼)さんの夢を喰らおうとしているんだと思う。
 俺らは。立っているとか生易しいものじゃない。
 ただ、そうまでして得られるだけの価値ないか?

 一生病み続けるのは確定事項かもしれない。
 でも、代償だろ。デビューしたいなら安いじゃね?

 俺は安いどころか、喜んで掴みに行く。

 ……偶然似ちゃったんだよ。それでいいじゃん。

 Aさん、俺さん。お前ら2人がこのことを告発するのは構わない。
 ただ……同じ作家志望なら分かるだろ?」

Bは通話から抜けていった。

残った俺とAはなにも言えないでいた。
いや、そんなカッコよくないか。

俺は『デビューしたい』という可能性が見えた気がした。
ここでAも、俺も、黙っていれば。
恨みを買うのは”(友人の彼)さんだけ”で終わる。
そのことに気がついたんだと思う。

俺「Aさん……書いてみない?
 たぶん……悪いことじゃないけど、美味しい話だよ。

 良くじゃん。似ちゃうなんて。
 これまでもテーマを決めたら内容も展開も似ちゃったことあったじゃん。

 それにさ……編集さんも分かっていると思うよ。
 Aさんが貰ったプロット”案”は、申し訳ないけどAさん向けだと思うよ。

 俺がもらったプロットは少なくとも、俺が面白いと感じたし書きたいと思ったものだった。
 だからAさんも同じじゃないかな、って思うんだ。

 あの人、長いこと俺ら見てきたし、何度も文章見せたりしたし、
 本物の作家さん達とも会っている、商売を背負っている人だよ。
 プロの人だよ?」

49: 以下、\(^o^)/がお送りします 14:06:14 ID:pJz
A「……分かっているんだよ。
 俺がもらったこのプロット…いや”案”はさ。
 正直俺が書きたいなぁ…って心のどこかで思っていたんだよ。

 俺の発想の範疇内。ただ発想つかなかっただけ。
 そんな感じに思って受け入れられる。

 それに展開は面白いけど、俺は○○な展開のほうが面白いとも思うしさ。
 いや、多分どっちも面白いよ。

 ……俺、この作品(友人の彼)さんと合作扱いにできないかな?」

俺「できないだろ。たぶん、引っ張られるよ、(友人の彼)さんに。
 だったら真っ先に編集はそうする。」

A「原作者扱いは……無理だよね」

俺「小説家になろうじゃないんだしさ……。
 気が付かれないよ。

 あとは……大丈夫って言うことは、任せていいじゃないか?
 もしも(友人の彼)さんが騒ぎ立てたとしても、
 編集が手立てを用意していないはずがない。」

俺「俺、デビューできないと本当にもうそろそろ拙い。
 それはAさんも同じじゃないのかな?」

A「俺さんはどうするんだよ」

俺「書くよ。書かないと食っていけないってのもある。
 あと……デビューできるチャンスを逃したくない。」

A「……分かった」

そのままAはなにも言うことなく通話から抜けていった。
わかると思うけど、グループには誰も顔を出さなくなった。
あんなに頻繁にやり取りしていたのにもかかわらず。

ただ一人(友人の彼)さんだけ、書き込みしていた。
それを見るのが苦しくなってスカイプをアインストールした

50: 以下、\(^o^)/がお送りします 14:11:54 ID:Duu
そういえば昔、やる夫スレを盗作したシナリオライターが居たのを思い出した
「やったつもりはなくて偶然だけど謝罪します」みたいなこと言って逃げたが
明らかにセリフの相当量がコピペされてて酷かったっけな……w

51: 以下、\(^o^)/がお送りします 14:13:37 ID:Em6
盗撮で飯食う方がおもしろいよ

52: 以下、\(^o^)/がお送りします 14:20:00 ID:pJz
上記やり取りの翌日に編集からお達しがあった。
俺らに与えられた猶予が一週間だった。
考える時間を与えなかったのだと思うけど、
俺には少なくとも心に余裕が生まれた。
余計なことを考えないで済んだから。

すぐに書き上げて提出した面々はコゾッて、
今までにないほど編集からは高評価を貰えた。
回し読みをしたらしく、例えるなら5段階評価で「3~4」点。
本当にデビューを狙えるみたいな話を聞いた。

そうして各々提出し終わった頃だった。

……俺らの盗作が(友人の彼)さんにバレた。

53: 以下、\(^o^)/がお送りします 14:20:22 ID:pJz
最初意味がわからなかった。

どこからバレたのかわからなかった。

鬼のようにグループにコールしてきて、全員が揃ったら喋るの一言だけ。
それ以外はなにも言わないし、もしかして……と思っても誰も言えなかった。

最後にBが来てからだった。

「……皆さん、デビューするかもしれないそうですね?」

その時点で、もうAさんはヒクヒク泣いていたと思う。
俺も怖くて怖くて耳鳴りがすごかった。

「勝手ながら、作品を読ませてもらいました。」

その後、(友人の彼)さんは一人一人の感想を投げてきた。
文章に書き表すのも億劫だったので通話で…と常に言っていた。
ニコニコしているのが声音から伝わってきた。

「とまぁ……最後に皆さん!皆さん! さのさ……。
 Aさん、○○のプロット覚えていますか?
 Bさん、□□のプロット覚えていますか?
 Cさん、△△のプロット覚えていますか?
 俺さん、××のプロット覚えていますか?

 全員覚えていますよね? 覚えてないわけないよな。
 なに考えているんだよ……

くぁwせdrftgyふじこlp;@「「」!!!!!!!!」

本当に突然だった。
今もこうやってレス書いているのだけど、足の震えが止まらない。
誤字脱字を気にする余裕もない。

怒鳴り、泣き散らかして、さんざん怨み吐かれ、怒りの限りぶつけられた。

温厚な性格ながらも常に誰にでも明るい性格だったし、ユニークな人だっただけに、
そのギャップとも言える様は、今でも夢に時々出てくる。

54: 以下、\(^o^)/がお送りします 14:25:50 ID:pJz
とにかく(友人の彼)さんとの関係は途絶えた。

今でも思い出すのだけど、
なんでブロックされていないのか、わからない。
ただ、ブロックされないことが今でも怖くてしょうがない。
逆にコッチからブロックすることもできなかった。

怖いからアカウントを変えて、今は見ていない。
起動させたらどんな呪詛をぶつけられるか本当に怖い。

そもそもなんで『死んだかもしれない』と思うかと言うと、それが関係している。
死んでいるからブロックする操作をできないんじゃないかな…って。

話を戻すか…

盗作の事実を伝えたのは編集本人だった。

俺らは陥れたのではないかと思った。
ただ、編集からは「気にしないでいいよ」とだけ言われた。

実際、裁判沙汰になるのかと怯えていたけど
「な~るわけが、ないないww」と言われた。

ただ、多分何か一悶着はあったと思う。
一回だけ「はー……本当に皆さん大丈夫になりましたから」と言われた。
どう大丈夫になったのか訪ねても答えてくれなかったのだけど、
作家業を続けられていたのだし、本当に大丈夫になったのだと思う。

……これも『死んだかもしれない』と思う理由か。

それから俺らの間でも、編集との間でも、(友人の彼)さんの名前を出すのは禁忌になった。

さて、デビューの方について話すか。

60: 以下、\(^o^)/がお送りします 14:41:15 ID:oOr
語るんならもっと読み手を意識して書いてみて

61: 以下、\(^o^)/がお送りします 14:41:40 ID:pJz
>>60
2chでやることじゃないだろ、とマジレス

63: 以下、\(^o^)/がお送りします 14:43:37 ID:pJz
次にBさんだ。

彼は原題を知っていれば理解できる範囲のアレンジをしてデビューした。
売れ行きは俺の次ぐらいに良いほうだと思う。
そもそも本当に原型が見えない。
ただ、音信不通になった。
今も書籍を出しているので生きているのは間違いない。

ただ、編集から聞いた話かなり態度が悪いらしい。
それに自分の作品に自惚れている節があるそうだ。

それ以外は本当にわからない。

65: 以下、\(^o^)/がお送りします 14:46:46 ID:gWC
作家が『ただ』を連発するとか
苦笑いしか出ませんわ

66: 以下、\(^o^)/がお送りします 14:50:19 ID:pJz
最後にCさん。今もデビューしていない。
のちに知ったけど、最初のアクションがまずかったらしい。
「あれだよ『徹底的に知らないでいる人』よりも
『現状把握できる人』を取ったってことだよ」

と言われた。要するに悩めよってことだったらしい。
それに最初っから免罪符を振りかざすタイプは手に余るそうだ。

また、何度も何度も余計なアレンジを入れるようになったらしい。
最終的には編集と揉め事を起こして辞めていったらしい。

「他の文庫でのデビューを目指している」みたいな話を最後に音信不通。
なろうアカウントも消えていた。
一番若かったので普通に仕事始めているのかもしれない。

67: 以下、\(^o^)/がお送りします 14:51:15 ID:oOr
主述が分かりにくいし文章簡潔じゃない
ここに書き込む暇あるならヘミングウェイでも読んでこいよ

68: 以下、\(^o^)/がお送りします 14:57:58 ID:pJz
レスしていて一つの決心がついた。

今、俺には一つだけ書籍化の話が来ている。
それはあのグループがまだ平和だった頃に、
みんなで設定や展開を持ち寄って書き上げたノベル集だった。

まだ俺らしい作品も書いているし、
あの人らしい展開も残っているし、
みんながみんな活き生きとしながら、
ギリギリをすりあわせて作った世界観の物語。

これに手出ししたら本当に俺は後戻りできなくなる。

書籍化しても売れ行きが悪ければ打ち切られる。
その責任も耐えられない。また、俺にはこの作品を書籍化して世に出せるほどの力量はない。

別の誰かが書き上げるかもしれないが、そのほうがまだマシだわ。

なにより中途半端な悪党には手出しできない。

69: 以下、\(^o^)/がお送りします 14:58:31 ID:pJz
スレタイ詐欺になってすまなかった。

自分語りして落ち着いたよ。

2ちゃんねるだから真偽の程を確かめる術はないしなw

70: 以下、\(^o^)/がお送りします 15:01:43 ID:pJz
ちなみに俺は悪いことしたと思う?

あと、反省の色は見えないと思うけど反省はしていない。
だってよくある話だから。
それは作家になってから再認識した。
ただ後悔じゃないけど怖い。

もしも偶然このレスが友人の彼に届いたらなんて言われるのか。
絶対に会いたくないけど。

すこし席を外すけど質問あったら受け付けるよ。何人か非表示にしているけど。

71: 以下、\(^o^)/がお送りします 15:04:25 ID:gWC
書籍化の話が来ている、の状態なんかないよ
話をして返事を待ったりしない

74: 以下、\(^o^)/がお送りします 15:11:34 ID:pJz
>>71
「これで書いてくれない?書籍化できると思うよ」
という状況。

まあ、会議で落ちるなんてザラにあるし、
むしろ編集が返答を2週間以上よこさないこともザラにあるけど

78: 以下、\(^o^)/がお送りします 15:24:17 ID:gWC
>>74
いきなりそんなタメ口いない
安いドラマか

79: 以下、\(^o^)/がお送りします 15:44:48 ID:pJz
>>78
流石にデフォルメというか、一字一句同じじゃねーよ
話は8月頃に来て、ずっと悩んでた感じ。

62: 以下、\(^o^)/がお送りします 14:42:14 ID:tS5
この文章力でよく書けたな


















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